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【九州嫁日記】うみたまご水族館に行ってきました

 水族館は好きですか? わたしは好きです。

 これまで数多の水族館に行ってきました。東は鴨川シーワールド八景島シーパラダイス、北はマリンピア日本海、西は海遊館、南は美ら海水族館。。。どの水族館もそれぞれに個性があり、最近では魚を見るよりも水族館ごとの個性を探す方が楽しくなっています。

 

 今回は九州上陸記念に、大分県別府市の水族館「うみたまご」に行ってきました。

 

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 ただ水族館を見て回るだけでなく、今回は水族館の舞台裏を見学する「バックヤードツアー」に参加できたのでレポートします。

 

 ※バックヤードツアーとは?

 飼育員の作業現場など、普段は見られない水族館の舞台裏を見学するツアーのこと。水族館「うみたまご」では土日祝に開催され、飼育員のガイドに従って水族館の様々な場面を見学することができる。

 

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 バックヤードツアーは完全予約制で、定員20名まで参加することができます。参加する場合は、特別にこのようなネームプレートを貰います。

 

 飼育員さんのガイドの下、「関係者以外立ち入り禁止」の禁断のドアを開けて、ツアーに出発!

 

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 実際に飼育員が作業に使う潜水服に触れました。水槽での作業は、浮力に逆らうために潜水服に重りをつけて行うそうです。魚に突かれても破れないよう、潜水服は丈夫な素材でできています。

 

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 オットセイ・アザラシなどショーに出る海獣の楽屋風景を見学しました。画像はオットセイの幼獣で、アザラシと比較すると顔の横に耳たぶがあるのがオットセイの特徴だそうです。

 

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 クラゲ養成所を見学しました。クラゲは棲む水槽の大きさに合わせて成長するため、幼生から少しずつ大きな水槽へ引越しを繰り返し、最終的に展示に耐える大きさになったらお客さんの目に触れる水槽へ上るとのことです。

 

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 ツアーの最後に、水族館で最も大きな水槽の真上を歩いて、実際に魚へ餌やりをする機会がありました。餌のオキアミを投げてやると、生け簀の鯉のように大勢の魚が群がってきました。多様な魚が共生する水槽では、魚ごとに好む餌や餌の食べ方が異なります。例えば、「ジョーズ」で知られるサメ類は実際のところ用心深く、餌を投げ入れても周囲が安全であることが確認できるまで食べない、という性質があります。そのため、他の魚に餌が食べられてしまわないように、イカやサバなどの餌を紐から吊り下げて釣りのように給餌してやるそうです。

 

 他にも、ある種のエイは長い尾に毒針を持っているので、水族館に来た初日に飼育員総出で押さえつけてペンチで針を折る、などここでしか聞けない裏話がたくさんありました。

 

 普通に見て回っても楽しいですが、余裕があるなら是非バックヤードツアーに参加することをお勧めします!

 

www.umitamago.jp