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何たる迷惑であることか!

独自の路線で生きています

ヤケノート

ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

 山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室」やり、「ヤケノートのすすめ」。「ヤケ」とは「自暴自棄」のこと。

 怒りが喉元まで込み上げて、脳みそは沸騰寸前。悲しくて苦しくて遣る瀬無くてどうしようもない = 自暴自棄に陥ったとき、人は破壊的な行動に走ってしまいがち。
 とりわけネットは危険で、私は「ヤケになって」書いてしまったつぶやきで図らずもトラブルに巻き込まれた経験が二度ほどある。その経験は後悔として、今も心に刺さったまま抜けてくれない。厭な思い出だ。

 ネットだけでなく、追い詰められて自傷行為に及ぶ、他人に八つ当たりする、とにかくヤケになった時の行動はダメージばかりが大きくて、誰も幸せにならないものばかり。
 
 そんな時、ヤケがもたらす破壊衝動を如何にコントロールするか、について「おとなの小論文教室」の山田ズーニーさんはこう提案する。

 「冷静なときに、ヤケノートを作っておけ」。

 ヤケになったとき、必要なことは「非日常」だ。 誰かを傷付けるでなく、ネットに毒を放つでなく、いつもはやってやれないようなことを、この時ばかりはやらかしてやろう、というもの。
 
 山田ズーニーさんは「羊羹の一本食い」を挙げている。とてもいい。フカヒレの姿煮食いのアイディアもいい。いつもはちびちびありがたがって食べる高級品。あんな高いものを、この時ばかりはばりばりと頭から食う。なんて勿体無い!

 だが、それでいいのだ。

 羊羹の一本食い、感想は「むなしい」と山田さんは言う。自暴自棄の代償なんて、結局は虚しいばかりなのだ。 感情に押し流されて誰かを傷付けるその前に、ヤケノートに綴った言葉は自分を導いてくれる。誰も傷つけない、誰も傷つかない。

 私もヤケノートを書いてみた。

 ○カマンベールチーズのホール食い
 ○ミスタードーナツで山盛りドーナツを食べる
 ○漫画喫茶で思い切り漫画を読む

 ……見事に食べることばっかりだな。

 でもこれ、効果的だと思うなぁ。破壊衝動は、前向きな力に変換できるんだ。