何たる迷惑であることか!

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チケットを買え、話はそれからだ。---「シン・ゴジラ」感想

今週のお題「映画の夏」

 

www.shin-godzilla.jp

 

  映画館を出てすぐに、「もう一度観たい」と思った映画は初めてかもしれない。

 

 庵野秀明カントクの「シン・ゴジラ」観てきました。以下はネタバレありまくりの感想です。

 

 

 

 

 

 

・「映画のカタルシス」が何であるかを研究し尽くした作品。 面白い映画は、アイドルも恋愛ドラマも必要ない

・「海底火山の噴火にしては変です」「くだらん、クジラの潮吹きだとでも言うのか」、、、えっ生き物!?

・「あれだけの大きさがある生き物だ、陸地に上がれば自重で潰れるでしょう」「お言葉ですが、すでに陸上で歩行しております」尾頭さんんんんんん

ゴジラ第一形態にビビる。ゴジラといえば恐竜然とした🐲←こんなん イメージだったので、のたりのたりと住宅地を這い、顔の真横に付いた曇った目、ぬらぬらした表面から覗く赤いヒレという爬虫類🐍 + 魚類🐡に近い姿は怖気が立った

・御用学者を緊急招聘 結論は、、、「何とも言えん、と」

・官僚の縦割りを飛び越え、霞が関のはぐれ者一匹狼変わり者オタク問題児鼻つまみ者厄介者学会の異端児 が集まって巨大不明生物特設災害対策本部、「巨災対」結成

・カヨコサンの役回りを何で日本人俳優にしたのかな〜と思ったけれど、唯一神信仰の欧米人では、「ゴジラ = 神の化身」のイメージを持てなかったのではないかと。日系アメリカ人なら、台風や地震を神とみなす日本のアニミズムを信じられる、と考えたのではないかな

ゴジラの都内侵入を阻むべく、多摩川流域で自衛隊の総力戦を実施「タパ作戦」。「自衛隊ならやってくれるだろう」「お言葉ですが、旧日本軍の希望的観測、こうなってくれるだろう、という甘い見通しが太平洋戦争時の犠牲者300万人を出したことをお忘れなく」日本の上層部は戦後70年以上経っても、何も変わっていない、、、

ゴジラには一切の火器兵器が効かないのがスタンダード。「1万6000発の銃弾を食らって無傷だと……」

あ〝ーーーっ京急が!

アメリカってほんと余計なことしかしねーのな!

アメリカが投下した爆弾のせいでゴジラ覚醒。レーザービーム的ななんやかんやで東京3区は壊滅 

・あ〝ーーーっ蒲田が!! ーーーっ銀座の伊勢丹が!! ーーーっ就活で落ちた御社が!!! おーーーっいいぞもっとやれ!!!

・レーザーを吐くとき、ゴジラの目が金属的になった。もしかしたら、ゴジラはレーザーを吐きながら泣いているのかもしれないし、神のごとき心がない感じを表現しているのかもしれない

・東京駅付近でゴジラはエネルギー切れとなり停止。生命力の限り暴れまわり、突如停止する感じが自然災害ぽい

・ヘリで逃げようとした内閣幹部は全滅、たまたま地下に居た巨災対メンバーは一部を除き生き残る

 

・正攻法は全て失敗した。

国連は東京に熱核を投下してゴジラを滅殺する手段を提示 あいつらゴジラごと東京を吹き飛ばす気だ!

アメリカってほんと余計なことしかしねーのな!

・日本の有事に乗じて怪しい動きをする彼の国。大国なのに小物感

・「たとえここがニューヨークであったとしても、彼らは同じ判断をしたそうだ」嘘つけ!

・「ゴジラは体内に原子炉を持つ生き物である」事実を利用し 「血液凝固剤を経口投与し、体内の原子炉にスクラムを起こしてゴジラを停止させる」、矢口プラン改め「ヤシオリ作戦」を計画

・ヤシオリ = 「八塩折」、スサノオノミコトヤマタノオロチを酔わせて討伐した「八塩折の酒」にちなんだ作戦である

・全国にゴジラサンプルをばら撒いたのが功を奏し、血液凝固剤の作製は急ピッチで進行、しかし核爆弾投下まであと一日足りない

・総理(臨時代理)が原子力推進国家の某国へ交渉、核投下までのリミットを引き延ばす

・「ヤシオリ作戦」発動。作戦の最高責任者として、最前線で指揮を執る矢口さん。「君の性格(キャラ)には随分助けられた」「十年後、幹事長は俺に任せろ」暗に死ぬなよ、と託す泉ちゃん

・ついに最終決戦。

・🚄🚄🚄💥

・血液凝固剤注入!

💥🏢💥🏢💥🏢💥

・✈️✈️✈️💥

血液凝固剤注入!

・🚃🚃🚃💥

💥🏢💥🏢💥🏢💥

血液凝固剤注入!

・血液凝固剤100%突破!

・う、うごいた〜〜〜〜〜〜〜っ!!

・総員退避!

 

 と 

  ま 

   っ 

    た

      。

       。

        。

 

・ヤシオリ作戦により、ゴジラは一時的に停止した。吹き飛んで綺麗に消えたわけではない。東京に放射能をまき散らし(半減期20日とはいえ)、今も東京駅に突き刺さったままだ。

ゴジラは破壊の神、Scrap & Buildで日本は大きくなった。全ては、これからである。

 

 さあ、もう一度観に行こう!