飛行機が好き
今住んでいる土地は、諸事情あって飛行機が日がな一日飛び回る環境である。引っ越して半年、ほぼ毎日爆音が大気を割り、ヘリコプターの振動を肌身に感じる。とりわけ国会が不穏な動きをしている時などはヘリコプターの飛ぶ頻度が増えるように思う。牽制のつもりなのだろうか。だとしたら霞ヶ関のお坊ちゃんたちには届かない音である。街中では「爆音のない街を取り戻せ」的なポスターをたまに見かけるが、どの一枚も力無く垂れ下がっている。
何だかんだ言っても、日本は戦争に敗けた国で、占領される側なのだとメディアを通さずに理解できる風景である。
軍事とは関係ないが、先日近所で軽飛行機による痛ましい事件が起きた。犠牲になった方を悼むと共に、一刻も早く真相を究明してほしい。
重力を断ち切って空に飛び出すこと、それは剣の上に立つよりも危険が伴うことでもある。一点の不備があれば即座に死ぬ。不備が無くても、条件が整えば、死ぬ。航空事故は悲惨の極みとも言える、あまりにあっけない、死。
それでも、やはり、飛行機が好きである。とりわけ旅客機。
先日、羽田空港にて撮影をしてきた。
第二ターミナルしか駐車場が空いてなかったので国内線ばかり。
水色の羽根にレモンイエローを差した、カワイイ機体を見つけた。
都の夏は茹だるように暑いが、この写真を見ると北国の夏風を感じ、しばしの涼を得られる。
やはり、飛行機は夢を乗せるものなのだ。それだけで、美しくなくっちゃあいけない。足し算しかできないイタリア飛行機の祖、カプロニおじさんもそう言っている。
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